諸上ゼミでは、企業や地域の方々と連携して、日ごろ学んでいる消費者心理やマーケティングを活かした実践的な活動を行っています。クラウドファンディングによる商品化(507,820円調達)、展示会ブースデザイン(来場者数719名・過去最高)、サプリメントの販路拡大(目標超の売上達成)など、教室の外でリアルな成果を出してきました。主な取り組みを紹介します。
主な活動紹介
豊富な資源がありながらも人口減や少子高齢化の課題を抱える銚子地域の将来を危惧した地域の方々と、2025年より銚子活性化プロジェクトに取り組んでいます。
価値の心理構造について日頃学んでいることを活かして、長期的な視点で銚子地域を活性化させることを目的とし、継続的なフィールドワークやワークショップの企画を通じて、銚子地域の方(とくに若手の方)と地域外の大学生が共同で活動を行っています。
脚用ウォッシングジェル「VEIL」の開発(2022〜2024年度)でご縁のあったH&J株式会社より、2025年度は2026年1月14日〜16日に東京ビッグサイトで開催された「COSME Week 東京(化粧品開発展)」へのブース出展に際し、内装デザインから設営までの全体設計を一任されました。埼玉大学木暮ゼミのメンバーにも加わっていただき、夏休みから半年をかけて何度もミーティングを重ね、ブースのコンセプトを練り上げました。ゼミ生たちは前日の13日から会場入りし、設営にも直接携わりました。
日頃から学んでいる消費者心理の知見をもとに、「遠くから目を引く仕掛け」と「近づいた来場者が思わず立ち止まる体験」の二段構えでブースを設計しました。H&Jの主力商品であるフェイスマスクの大型模型を社名板に取り付けることで会場内での視認性を高め、「化粧水ファウンテン」という体験型展示を新たに考案・実装。桜モチーフと妖精のグラフィックを組み合わせた内装は、H&J社のブランドイメージと来場者への訴求力を両立したデザインとなりました。
展示会でのブース来場者数は719名と過去最高を記録。他の出展者からも「化粧水ファウンテンの発想が斬新」「社名板の大型モデルが遠くからでも目立つ」など、学生ならではのアイデアへの高い評価をいただきました。
周りに恵まれたと痛感するプロジェクトでした。約8ヶ月に渡り、都内某化粧品企業様のPR施策に他大学のメンバーと取り組むというプロジェクトは当初大きなプレッシャーを感じていました。特に初対面という関係性と長期間の活動は、私含めメンバーに不安や迷いを生じさせる時がありました。その中で「何のために行うか」という本質的な視点から課題に向き合い続けたこと、互いを尊重する姿勢が、困難な課題を少しずつ解消していったと思います。最終的に過去最高の来場者(719名)を記録し、多くの方が足を止め、お褒めの言葉までいただける成果に繋げることができました。責任も大きく先の見えない状態の中でも挑み続ける仲間やご指導いただいた指導教諭、そして貴重な機会と費用を投じてくださった企業様、本当に多くの方に恵まれたと思います。自分の中でも大きく成長できたプロジェクトだと思います。
2024年4月〜2025年4月の約1年間、株式会社2daysと協力し、「OSACARE」の販路拡大に取り組みました。大学生の視点を軸に施策を検討し、お酒離れが進む若者からお年寄りまで日本中のみんながお酒をもっと楽しめる世の中を作ることを目標に活動を行いました。
普段学んでいる消費者心理の知見を活かし、この特徴ある新製品のターゲットの選定からプロモーションの方法をひとつずつ検討し実施していきました。渋谷では若者と外国人に向けた施策を、西新井では高齢者向けの施策を展開し、活動を通して目標を超える売上を達成することができました。
H&J社の技術の特性を生かしながら付加価値の高い商品を2年間試行錯誤し企画開発するだけでなく、開発資金の調達までクラウドファンディングにより行うという挑戦的な取り組みです。日ごろ学んでいる消費者心理の知見を活かし、脚の乾燥に悩む方々に向けた全く新しい解釈の化粧品開発を行いました。
独自に行った調査の結果から、肌の乾燥を防ぐためには洗浄成分を使わなくても汚れを落としつつ肌のバリア機能を守る必要がある事がわかりました。「タマリンドシードガム」というフルーツ由来の成分にたどり着き、H&J社の協力のもとで試作を重ね、肌のバリア機能に必要な皮脂を残したまま汚れだけを落とす新しいジェルを開発。エステサロンでの体験会を経て「VEIL -Cinderella time-」として商品化し、Kibidangoでのクラウドファンディングでは68名の支援者から507,820円の支援を集め、目標額を上回る成果とともに商品を世に送り出すことに成功しました。
檜原村のブランディング事業の一環として、ストーリー・マーケティングを用いたブランディング手法の有効性を検証する調査研究を行いました。「払沢の滝ふるさと夏祭り」にブースを出展し、159名が参加するイベントを実施。そのうち63名(中学生以上)を対象に消費者調査を行いました。
調査の結果、ストーリーを聴いた参加者の来村意向・村への好意度・他者推薦意向はいずれも5点満点で4.1〜4.4の高評価を得られ、ストーリー・マーケティングによる地域ブランディングの有効性が示されました。調査結果は報告書としてまとめ檜原村に提出し、その後の村のブランディング施策に活かされています。
報告書をご希望の方は acc.morokami@gmail.com までお問い合わせください。
消費者心理やブランドイメージについて学びながら、地域資源を活用した化粧品開発に取り組みました。檜原村のヒノキ成分を用いた化粧品を作りたいという地場メーカーの想いを実現するため、製品開発から販売促進計画の提案まで一貫して携わりました。
何度も製造所に通い製造現場を見学しながら、成分や香り、パッケージなど様々な提案を行いました。4年間で開発した商品は計6点。高級基礎化粧品「aile(エール)」3アイテム、林業・アウトドア向けに虫よけ成分を配合した日焼け止め「LUMBER JACK UV PRO」、パウダー状で小さなお子さんがいる家庭でも安心して使える日焼け止め「LUMBER JACK UV with」、化粧品型の"塗るエナジードリンク"というコンセプトで開発した「Picka」です。「東京ドーム地域発見フェア」など多くの展示会への参加やラジオ放送を通じて販売経験も積みました。2017年度に開発・販促提案は終了しましたが、商品は現在も発売中です。
その他の活動実績
- 環境エネルギー関連会社の販路拡大戦略の提案
- 食品製造企業のブランド力を活かした新製品の開発
- フェムケア商品の販売促進協力
- 化粧品会社との新商品開発・販売促進協力