「銚子いいね!会議」は、諸上ゼミが取り組む地域活性化プロジェクトです。 千葉県銚子市を対象に、地域資源の観光的価値や地域ブランドの形成について、 ゼミ学生と地域住民(とくに若手の方)・事業者が協働しながら実践活動を行っています。
豊富な資源がありながらも人口減や少子高齢化の課題を抱える銚子地域の将来を危惧した地域の方々と 2025年よりプロジェクトを立ち上げ、継続的なフィールドワークやワークショップの企画を通じて、 長期的な視点で銚子地域を活性化させることを目指しています。
参加すると、こんな効果があります
まちの仲間ができる
お仕事では接点のない方や年代の異なる方と知り合うことができます。Uターンされた方や、銚子に来て間もない方が新しいつながりをつくる場にもなっています。
銚子の魅力を再発見できる
地域の外から来た大学生の視点を通すことで、毎日見ている風景が新鮮に映ります。「銚子ってやっぱりいいな」と改めて感じた参加者が多くいます。
事業・採用に活かせる
銚子の魅力を知ることで事業や日常生活に活かすことができます。自社の魅力を若い世代にPRする場としても活用できます。若手人材の維持・確保にも有効です。
研修・チームビルドにも
会社単位でのご参加も歓迎しています。フィールドワークやグループワークを通じて、社員同士の対話や地域への愛着を育てる研修としてお役立てください。
ワークショップ一覧
各企画を体育館・
グラウンドで同時開催
大学生と地域の皆さまが
一緒に囲む夜
グラウンドに寝転んで
銚子の星空を全員で堪能
詳細は決まり次第このページで更新します。参加・協力にご興味のある方は acc.morokami@gmail.com までお気軽にご連絡ください。
まず銚子商工信用組合4Fホールに集合。この日の会場は、社員の皆さんが普段フリーアドレスで働く開放的でモダンなライブオフィス。アロマディフューザーの香りが漂う洗練された空間を特別に貸し出していただき、場の雰囲気から心が少し浮き立ちました。趣旨説明の後、2社の出張プレゼンからスタート。 Little Flavorの吉井さんは、国内外のバルーンアート大会で幾度も優勝・入賞を重ねてきた銚子出身のプロアーティスト。その吉井さんの実演と指導のもと、 5班それぞれが風船で花を制作しSNS向け動画も撮影。 「七輪の花」やスローモーション撮影を活かした幻想的な映像など、各班の個性が光りました。
続いて森幸漁網・森田社長から漁網修理の仕事についてプレゼンと質疑応答。 「60歳でようやく一人前」という職人の世界の奥深さや、漁網の茶色が江戸時代の柿渋染めに 由来するという話に参加者から驚きの声が上がりました。 その後バスで森幸漁網の工場へ移動し、 クレーンで陸揚げされた大型漁網が専用トラックで運ばれ修理される実際の現場を見学。 まき網漁の仕組みから水中ドローン用ネットなど新事業への挑戦まで、 漁業を支える技術の幅広さを体感しました。 工場では多くの若い社員が真剣な表情で作業に向き合っており、 若手を大切に育てる活気ある事業所の姿が、現場に立って初めてリアルに伝わってきました。
銚子マリーナでは銚子産アムスメロンを試食。グループごとに銚子メロンの魅力が伝わるキャッチコピーを考えながらメロンを楽しみました。「勇気は一瞬、後悔は一生。アムスも一瞬。」が 会場の笑いを誘い、旬の短さと美味しさを絶妙に表現した傑作として盛り上がりました。
小澤染工場では、大漁旗の制作過程を実際に見学。 この日は小澤さん兄弟が下書きなしに一気に筆一本で大漁旗の下絵を描き上げるという圧巻の技を目の前で披露していただきました。 砂地の土間で職人が一枚一枚手作業で染め上げていく様子に、参加者全員が息をのんで見入りました。 漁業や節目のお祝い事に欠かせない大漁旗が、こうした職人の技に支えられていることを実感しました。
最後は今年創業80周年を迎えた株式会社トラヤのライブオフィスへ。 遠藤社長より万年筆の構造を丁寧に教えていただいた後、全員で1本ずつ組み立て、完成した万年筆はそれぞれのお土産に。 締めのグループワークでは「銚子には大漁旗があるので」から始まる銚子自慢や 銚子で働く・暮らす魅力について活発な議論が生まれ、解散後の懇親会まで交流が続きました。
▶ グループミッション(例)
- 銚子のソウルフード「海藻」の魅力を伝える1分トークをする
- エドノフーズの加工品を組み合わせて魅力的な"銚子お土産セット"を提案する
- 観光客が「銚子で野菜体験をしたい!」と思うような写真を撮影する
- 歴史ある醸造(醤油・ひしお・ワイン)をお土産として買いたくなるキャッチフレーズを考える
- まちの人が、イチオシの「食資源」の魅力を大学生に3分でプレゼン
ワークショップはまずAIが生成した銚子の広告を全員で眺め、「ここが銚子らしくない」 「この魅力よりもっといいアピールポイントがある」と突っ込むところからスタート。 銚子クイズや謎解きゲームでほぐれた後、大学生ファシリテーター付きの5グループに分かれ、 制限時間1時間半でターゲット設定から広告コピー・スライド制作まで一気に仕上げました。
出来上がった5つのコンセプトは「女子旅・癒し」「銚子レトロ("銚子レトロ みっけ!")」 「バイカー誘致("ヤエー銚子")」「都会人へのリフレッシュ提案」「隠れたパワースポット探し」と まったく異なる方向性。銚子の魅力は一つではなく、語る角度によって何通りにも輝くことを 実感した回となりました。懇親会では銚子の方言「ベイボ」(貝類の呼び名)が話題になるなど、 まちの生きた文化もあわせて学ぶ場となりました。
報告書をご希望の方は acc.morokami@gmail.com までご連絡ください。
まず白地図を広げてみると、誰も銚子電鉄の正確な路線を描けず…銚子電鉄の竹本社長が 勘を頼りにフリーハンドで線路を引いたところから作業がスタートする、というにぎやかな場面も。 その後、「旅行者目線のマップ」と「地元愛あふれるマップ」の2種類を作り比べました。
旅行者目線では、美味しい食べ物・銚子ネコ・地元の人のあたたかさ・思い出の残る場所が 多く挙がった一方、「東映の岩」のように大学生が口々に挙げた有名スポットが 地元の参加者にはほとんど知られていない、という発見も。 地域の「外」と「内」で、見えている銚子の姿がこんなに違うのかという気づきが この回のいちばんの収穫でした。
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夜は銚子電鉄・竹本社長によるユーモアあふれる講演の後、金島建設・金島会長よりご提供いただいた地ビール「銚子エール」(チョウシ・チアーズ)と、島長水産よりご提供いただいた大きな蛤を囲むBBQ懇親会。日付をまたぐまで話が弾みました。 2日目はバスでぬれ煎餅駅の手焼き体験(焼きたての柔らかさに歓声)、 地球の丸く見える丘展望館、ウオッセ21での海鮮ランチを経て、 絶景の宿・犬吠崎ホテルで最終発表会。閉会後は連絡先を交換して別れを惜しむ姿があちこちで見られました。
全グループに共通した最大の発見は、銚子の「人のあたたかさ」。 見知らぬ旅人にも気さくに話しかけてくれる地元の方の姿が、 外から来た大学生たちの心に深く残りました。この回で集まった気づきが、 その後のワークショップすべての出発点となっています。
報告書をご希望の方は acc.morokami@gmail.com までご連絡ください。
みんなで見えてきた銚子の姿
複数回のワークショップで繰り返し浮かび上がってきた発見と、プロジェクトが向き合っている問いの記録です。
人のあたたかさ
見知らぬ旅人にも気さくに話しかける地元の方の姿は、第1回のまちあるきで大学生全員が口をそろえた最大の発見。第2・3回でも内外双方の参加者から繰り返し挙がり、銚子のいちばんの資源として定着している。
内と外で見えている銚子が違う
「東映の岩」は旅行者には有名な撮影地だが、地元の参加者のほとんどが正確な場所を把握していなかった。逆に地元の人の日常の中にある誇り(地元グルメ・コミュニティ・行きつけの店)は外から来た人には見えにくい。この非対称性がプロジェクト全体の問題意識の核にある。
魅力は一つではない
第3回の広告制作では、同じ銚子の海をテーマにしても「女子旅・癒し」「銚子レトロ」「バイカー」「醤油食べ比べ」「隠れたパワースポット」と5つのまったく異なる切り口が生まれた。どれも説得力があり、銚子の魅力は語る角度によって何通りにも輝く。
食と醸造の厚み
海藻・水産加工・農業・醤油・醤(ひしお)・銚子ワインが一つのまちに揃う。第4回の社会科見学でその奥深さを改めて体感。「観光としての食」だけでなく、産業や生業としての食が銚子のブランドを支えていることが浮かび上がってきた。
地域に根ざした人たちが、プロジェクトを動かしている
銚子山十の室井社長から託された調査資料、自らハンドルを握って学生を案内してくれる金島会長(金島建設)と新家社長(ビジネス環境整備)——銚子には、若者の活動に本気で伴走してくれる面倒見のいい大人たちがいる。見返りを求めず、一度きりでもなく動き続けてくれるその姿が、このプロジェクトのいちばんの土台になっている。
野球が刻んでいるアイデンティティ
「銚子といえば?」という問いに、一定以上の年齢層が迷わず「野球」と答える。銚子商業の甲子園の話になると、声に熱が入る。外から来た者の目には、この熱量は非常に鮮烈に映る。まちのアイデンティティが何によって形成されるのか——銚子は、そのことを考えさせてくれる場所でもある。
「当たり前の海」の中にある伸びしろ
大学生が銚子を訪れてまず驚くのは、海の近さと美しさだ。ところが地元の参加者に聞くと「海は別に……」という反応が返ってくることが多い。日常に溶け込みすぎて、魅力として意識に上っていない。外の目には銚子最大の資源に映るものが、まだ十分に活かされていないとすれば——そこには大きな伸びしろがある。
つながれば動き出す、若者たちの潜在エネルギー
外の空気を吸って銚子に戻り、家業を継いだり起業したりする若者が少しずつ現れている。それぞれに力を持ちながら、横のつながりはまだ薄い。その連携が生まれたとき、銚子は大きく動くかもしれない——このプロジェクトが長期的に向き合いたい問いの一つが、ここにある。
点在する魅力を、つなぐ物語がまだない
銚子には、食・産業・歴史・自然・人——それぞれに素晴らしい資源がある。ただ、それらが一本の流れとしてつながり、「銚子といえばこれだ」と多くの人が共有できるストーリーになるには、まだ至っていない。語られることはあっても、長くみんなで支え続けることの難しさもある。「どう編み上げるか」と「どうしたらみんなが支え続けたくなるか」——この両輪を同時に考えることが、このプロジェクトの最も根本にある問いかもしれない。
ご協力いただいている企業・団体の皆さまへ
このプロジェクトは、銚子を愛し、銚子の未来を真剣に考える地域の皆さまとの出会いから生まれました。現場を開いてくださった方、社員を送り出してくださった方、議論に加わってくださった方。そのひとりひとりのおかげで、「銚子いいね!会議」は続いています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
共催
参加・協力企業・団体
※ 社会科見学の訪問先として参加いただいた企業を含む。順不同。随時更新。
参加者の声
活動の様子
紹介動画
「銚子いいね!会議」第2回ワークショップ 紹介動画